〆切本が面白すぎた話
おひさしぶりです
半年ぶりに自分のブログを開いて「この広告は半年以上更新がない場合に表示されます」なんてものを見つけ、もうそんなに経つのかあ、前のブログなんだっけー、とか思いながら見てみたらポリスの良さを語っているだけの記事でなんk、うん、はい。
ちなみに主が最近ハマっている音楽はばりばりの邦楽なんですが
中村佳穂
なんか、音楽性あるっていうと表現変かもしれないけど頭に残るし不思議なのにでも気持ちいい気持ち悪さというか、聞いたことないのに新しくて懐かしいというか。
本題はこれじゃないですごめんなさい。
最近前からずっと気になっていた「〆切本」という本がありまして。
ここ数年こういうエッセイ系の本を一気読みすることがなかったのに一気読みしました。もう面白くてびっくりした。
まじめな人って居るじゃないですか。夏休みの宿題を最初の一週間でおわらせてしまうとか、毎週授業のたびに予習復習を必ずして、しかもテスト前日は徹夜なんて絶対にせずに好成績取っちゃうような人。
すごいよね、お金積んだら夏休みギリギリまで絵日記とか真っ白で残しちゃう私の分もしてくれないかな、けどそういう人って基本人よりお金もってるから意味ないか。
だってさ~~~~~~~絵日記て!!!!!!!!!!
意味ある?????
計算ドリル3週とかもさああ!!!!答え覚えちゃうじゃないのお!
あんまり深く考えずに後々の自分が困るか困らないかだけを優先してるんだろうか…。
なんかおもひでぽろぽろで分数の割り算でかなり苦しんでたたえこちゃんを思い出す…。
気になりすぎて夜しか眠れないよ。
まあそんな私みたいな人たちが多いのが作家をされてる方々なのですが、そんな作家たちの〆切への気持ちを、〆切を守る作家、守「れない」作家、守「らない」作家等々、色んな人の立場で体験談のようなエッセイがたんまり集められているものが
THE 〆切本!!!
これがもう面白くて面白くて、あの歴史に名を残すようなすごい文章を書いちゃう文豪が編集者に仮病使ったり、〆切が迫るのに散歩にばかり繰り出したり、終いには編集者に期日を何日遅らせてくださいなんて手紙を出したり電話をかけたりしたあと、安心して寝てしまったりする。
猛者もいるんですね、みんな仕事嫌だよね!!分かる!!歴史的文豪も人間らしさがあるじゃあないか!むしろそこがいい!なんて愛着が湧いてくるのだから不思議。
自分が編集者側の人間だったら自宅に押し掛けて襟元掴みかねませんけど。
あれ、これってまるで純情ロマンチカの相川さん…あれ…。
↓出版社のリンクはこちら
「かんにんしてくれ給へ どうしても書けないんだ……」
「鉛筆を何本も削ってばかりいる」
この本がはやる前に文豪たちのラブレターなる、文豪と呼ばれる文章に長けた人たちがどのように恋文を書いていたのかという似たような編集の本もあり、こういうエッセイ本が分野として確立しつつあるように思うのですが…。
色々調べているとさらになんとなんと「文豪たちのラブレター」だけでなく、「〆切本2」そして「お金本」も刊行されているらしいのですよ。みんな〆切に追われすぎか、どんだけ人気なんだよ。
「お金本」はお金に困ったことのある人なら非常に面白いんじゃないかと思っているんです。なにせ〆切に困ったことのある私が「〆切本」を激推ししてるんですからね。
しかし読みたい、暇ができた時にすぐ読めるように買ってしまおうか、いや今買ったら終わりな気がする。ほしい。欲しすぎて星になる。我慢の結果顔にしわが寄っています。
というのもこのブログ、あと1,2週間後に控えている原稿を睨みながら打ってるのですからね。
私も「出版社に缶詰めにされたよ~いやあ400枚は書いたかなあ(´_ゝ`)」なんて自虐を言いたい。
早く出さなきゃいけない方の原稿をまず書きなさい、と。はい。
『「この頃ボクは
文ちゃんがお菓子なら
頭から食べてしまいたい位
可愛い気がします」
ー芥川龍之介』
『「キツト、キツト、お返しできます。」』
「金儲けを考えるが、自分で働かうといふ気がしない。」
ちなみに公式のグッズでお金本トートバッグなるものがあるようで、(上のリンクの二番目に紹介されてます。)商品説明の欄には「のっぴきならない事情で前借りに行くときなどにご活用ください」とのこと。左右社、非常にユーモアありますね。〆切本とお金本の表紙のレイアウトだけで好きになってしまった。もちろん読みます。原稿は…〆切過ぎてからが本番、うん。
〆切本2を読むのが楽しみだなあ!!!まあ、もうAmazonのカートに入れてあるんですけどねえへへへ。